交渉関係の本を読んでいて思う。
まず交渉すべき相手は自分自身なんじゃないだろうか?と。
交渉に難航する相手6つとして次のような記載があった。
- 価値観への共感を求める
- ラポールを重視する
- 自律的決定にこだわる
- 重要感を重んじる
- ランク主義者
- 動物的な反応
これらに該当する人は従来の交渉術ではうまくいかないので、それぞれに応じた交渉をしなければいけないよって事だった。
いや、俺、全部に心当たりがあるやん。
何もかもにヒットしてるやん。
一番面倒な交渉相手は俺自身やん!ってシックスセンスのクライマックスのような衝撃に襲われてそこから思ったのが、冒頭のこと。
まず交渉すべき相手は自分自身。
自分自身と交渉し、自分自身と良い交渉結果が出せるようになれば、きっと他者に対しての交渉も上手くないっている。
そう思った。
そこでこんなことも思った。
心理学の本を読んでいると、投影という言葉がよく出てくる。
外の世界は内の世界を反映させているものだという考え方。
自分自身との対話が難航する人ほど、他者とのコミュニケーションも上手くいかないのだとしたらとても合点がいく。
コミュニケーションが上手いとは自分自身との対話が上手い人で、交渉上手は自分自身との交渉が上手い人ということなのかもしれない。
そういう意味では、交渉力を磨くことが自分を変えることになるのかもしれない。
なんてことを思った。